韓国で学ぶ女性学
こんばんは☺
現在韓国で隔離生活中のmimiです!
なんとか無事に韓国へ入国し、学校が手配してくれた
政府指定の隔離所で生活しています。
まだ3日目なので、あと10日は残っている…^^
さて、今回は大学時代に交換留学していた時
印象的だった授業についてお話したいと思います。
私は2016年の2月から12月まで、大学の交換留学を通して
西江大学に留学していました。
学部時代の専攻は社会学だったため、
西江でも社会科学部に所属し、授業を受けていました。
その時一番興味深かった授業が女性学の授業です。
私は日本でも、ジェンダーやLGBTに関する授業を履修していましたが
日本の授業はどちらかというと理論に関する内容が多い気がします。
それに比較して、韓国の女性学は
「韓国社会において女性がどのような状況に置かれているのか」という
もっと具体的な話が多く、まず韓国社会に置ける女性の立場というものを
理解していなかった私にとっては、かなり衝撃的な内容でした。
授業では女子学生だけでなく男子学生も多くいました。
授業ではチームプロジェクトがあり、
私が所属していたチームは경력단절(女性が結婚や出産によってキャリアが断絶されてしまうこと)を
テーマに論文や統計を使って報告書を作成し、発表しました。
そのほかのチームもとても興味深いテーマが多く、例えば
・なぜナプキンは隠して持ち歩かなければいけないのか?
・家電製品の広告が90年代から現代にかけてどのように変化したか
(家事の道具=女性が使うもの、という固定概念から家事は男性もやるものという社会的認識の変化について)
などなど、今まで何も感じていなかった社会現象たちが、研究対象となることで
韓国社会における女性の生き辛さや難しさを認識するきっかけになりました。
韓国社会の男性・女性に関する話ではイルベやメガリアなどのサイトもありますし、
本当に複雑でMetoo運動やN番部屋事件など、多くのイッシューが常に動いています。
ただ、私は韓国内の女性vs男性的なバチバチ感を出している一部の方々に
あまり納得できなかったため、留学終了後に韓国の女性学をもっと学ぼう!とは思えませんでした。
(そもそも私が所属していたゼミは都市社会学がメインで韓国の地域コミュニティに関する研究をしたかったためでもあります。)
私は「当たり前を疑う」社会学という学問が好きでしたし、
大学院でも社会学を学びたい気持ちもありました。
でも、こういった韓国の社会問題を扱うとなると相当の覚悟と努力が必要だと思います。
私は言語をもっと極めるか、社会学を研究するかで悩んで、
自分が今まで専門的に学んでこれなかった韓国語翻訳を選択しましたが
韓国社会に興味のある方は、韓国で社会学を学ぶことも一つの手段かと思います。
本当に簡単な紹介ではありましたが、
女性学はジェンダーの観点から韓国社会を見つめるいいきっかけになると思います。
では、また!✋